能登の和倉温泉の某和風旅館の一夜

能登旅行の時に和倉温泉に投宿した時のことです。

能登島の大橋を渡った先が能登でも有名な和倉温泉であり、予約した某温泉旅館は純和風の造りで特に玄関が何とも郷愁を誘う入り口でもありました。

建物も玄関を入ると真赤な絨毯が敷かれていて、広ーい豪華なロビーといい渡り廊下といい、其れにお部屋の造りは和風の香りがして充分に寛げる造りとなっているのです。 そして窓からの眺めは能登湾から能登島が一望できる展望絶佳なお部屋だったのです。

 

早速、温泉に浸かりますが、浴場は大窓越しに風流な和式の庭を見ながらの大浴場で大いに満足であり、泉質は海辺の温泉の為かやや塩分が多く含まれていて塩味がするが、如何にも効能豊かそうなサッパリした湯でありました。

湯上がり直後には食事の時間になり部屋に御膳が運ばれてきた。精魂の入った地元の食材なのでしょう、海の幸をメインに何種類もの食材が並び、会席風の料理は超一級品のようでもありました。

思えば、旅の疲れも有って落ち着いた和風造りの宿は、温泉や料理を含め隅々まで行き届いた気使いを実感して疲れが取れるほどの大満足でありました。

夕刻、あらためて周囲の散歩に出かけると、海辺に沿ってホテルや旅館が林立していて、その奥のほうに一際大気な建物が目につきましたが、其処は和倉温泉はおろか日本国内でも特に有名な「加賀屋」という旅館でありました。